プロヴァンス産の小さなイチジク
Wボレロのコンフィチュールに使用する果実は、通常ルートで入ってくる国産の果物も使いますが、フランス産の果実が多いです。
フランスからどうやって?
その果実が育つのに適した気候、土壌が備わった地域で 優れたものができます。トップレベルの果実を完熟まで 待ってから収穫し、産地で急速冷凍したものが遙々 我々の手元までやってくるんです。 ”冷凍”というとイメージが悪いかも知れませんが、 解凍したときに繊維の崩れがあるだけで、未熟なものを 収穫して流通させることが多い日本のものよりも ずっと風味が良いのです。 冷凍して風味が閉じこめられて眠っている果実の 目を覚ましてあげるような、手ほどき(マジック)を かけるのが我々の仕事です。
いろんな所からいろんな果実が入ってきますが、 気に入っているのは、南仏産の小粒の黒イチジク。 日本のものより二回りは小さいのですが、 太陽をいっぱい浴びて、豊かな土壌で育ったイチジクは 甘みがあって美味しい。ピュレ状にするとちゃんとピンク色に なります。 皮が黒くなるまで待ってもぎ取ったものは 本当に美味しいんです。
それを我々がコンフィチュールにする場合、シンプルに 仕込んでも美味しいのですが、他の果実とブレンド してみたり、白ワインを多めに入れてコンポート風に 煮込んでみたりと、料理感覚で”遊ぶ”のです。


